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Zeroブログ

建築キャリア30年の社長がつぶやく技術と建築業界の全て

【命を守る装備の意味を、もう一度考える】

2026年01月23日
建築業へ職人の社長が思うこと。

今日も1日安心安全!
東京練馬の建築会社Zeroのジュンヤです。

― ヘルメット・安全帯・ハーネスの重要性 ―

建築現場では、ヘルメット、安全帯、フルハーネスといった保護具の着用が当たり前になっています。
ですが「なぜ必要なのか」を深く考えないまま、形だけで身につけている人がいるのも事実です。

近年、報道されている建築現場の重大事故を見ていると、
その多くは装備の付け忘れ・未着用・不適切な使用が原因になっています。


■ ヘルメットは「落下物」だけを防ぐものではない

ヘルメットは頭部を守るための最低限の装備です。
高所作業での落下物、工具の落下だけでなく、

  • 足を滑らせた際の頭部打撲

  • 狭い場所での衝突

  • 転倒時の衝撃吸収

など、命に直結する場面が数え切れないほどあります。

最近の事故例でも、ヘルメット未着用のまま高所で転倒し、頭部を強打して重傷を負ったケースが報告されています。
「少しの作業だから」「すぐ終わるから」という油断が、取り返しのつかない結果を招いてしまうのです。


■ 安全帯・フルハーネスは「落ちないため」ではなく「死なないため」

高所作業では、安全帯やフルハーネスの着用が必須です。
それでも、実際の事故では

  • ハーネスを付けていなかった

  • 付けていたが正しく装着されていなかった

  • 親綱や支点が適切でなかった

といった理由で、転落事故が後を絶ちません。

特に怖いのは、「慣れ」による慢心です。
「今まで大丈夫だったから」「今日だけはいいだろう」という判断が、
その日を境に現場人生を終わらせてしまうこともあります。

フルハーネスは、落下を防ぐ装備ではありません。
落下した“その後”の命を守るための装備です。


■ 資格を取らずに作業する危険性

近年は、フルハーネスの特別教育を受けていないまま作業をさせてしまうケースも問題になっています。

  • 正しい装着方法を知らない

  • 危険な支点を選んでしまう

  • 落下時のリスクを理解していない

こうした状態での作業は、本人だけでなく、元請けや会社全体を大きな事故に巻き込みます。
事故が起きた後では、どれだけ後悔しても取り戻せません。


■ 規制が厳しくなったのには、必ず理由がある

「昔はもっと緩かった」「こんなの付けてなかった」という声を聞くこともあります。
ですが、現在のルールはすべて過去の事故の積み重ねによって作られてきたものです。

誰かが怪我をし、命を落とし、その反省の上に今の安全基準があります。
決して形式的なルールではありません。


■ 命より優先される仕事はない

どんなに工期が厳しくても、
どんなに現場が忙しくても、
命より優先される仕事はありません。

ヘルメットをかぶること、ハーネスを正しく装着すること、必要な資格を取ること。
どれも「当たり前」のことですが、その当たり前を守り続けることが、
職人として、会社として、そして業界全体としての信頼につながります。

安全装備は自分を守るだけでなく、家族を守り、仲間を守るためのものです。
今一度、現場に立つ全員が、その意味を胸に刻む必要があるのではないでしょうか。

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