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建築現場で起きた事故から学ぶ “現場の危険と予防のポイント”

2026年01月26日
建築業へ職人の社長が思うこと。

今日も1日安心安全!
東京練馬の建築会社Zeroのジュンヤです。

建築現場では高所作業や重機の操作、足場の組立てなど、常に危険と隣り合わせです。
実際に過去の事故や労働災害を見ると、ほんの小さな油断や判断ミスが重大事故につながっていることが分かります。
今回は、どんな事故が起きているのか、そしてどのように予防できるのかを整理してお伝えします。


■ 足場や高所作業での転落事故

例えば、建設現場では屋根や足場での作業中の転落が繰り返し発生しています。
ある高所作業では、仮設シートに足を取られ、安全帯が主綱に接続されていない状態で3メートル下に転落し大けがをした例があります。
なお、このような事故は安全帯を正しく装着していれば防げた可能性が高いと報告されています。

また足場の不具合や金具の破損が原因で足場全体が崩れ、作業員が複数人死傷したケースも報告されています。
事故前には支点の位置や金具の打ち込みが基準値を満たしていないという“予兆”があったにもかかわらず、工事が継続されたという痛ましい事例です。

予防ポイント
・足場や支点は必ず基準値どおりに設置・点検する
・金具や支柱など微小な部材も細かくチェックする
・予兆(ガタつき、異音など)がある場合は作業を中断する


■ 工具や作業動作によるケガ

展覧会会場の建設現場でも、
・手で保持した材料をドリルで穴あけ中に指を負傷
・階段昇降中にバランスを崩してすねを打撲
・丸ノコでの切断作業中に刃が跳ねて手を切った
といった事故が発生しています。

これらは高所作業ではなくても起こる「身近な危険」です。

予防ポイント
・作業対象は必ず固定具で固定してから加工する
・歩行時の足元と段差に注意する
・回転工具は安全ガードと適切な姿勢で使う


■ 危険予知・ヒヤリハットの共有が事故防止につながる

国土交通省でも、軽微なヒヤリ・ハット(事故に至らなかったが危険を感じた事例)を集めて防止策に活かす取り組みが進められています。
1件の重大事故の裏には数十件の軽微なヒヤリ・ハットがあるという
「ハインリッヒの法則」を踏まえ、危険の芽を日々摘むことが重要とされています。

予防ポイント
・日常的に危険に感じたことを共有する
・全員でリスクを言語化し、改善策を定着させる


■ 海外・外国人労働者の事故率の高さ

日本国内でも、言葉や経験の違いから事故の割合が高い外国人労働者の事例が増えています。
日本語が不十分で危険の理解が不完全だったり、十分な教育が施されていないまま現場に立っているケースが指摘されています。

予防ポイント
・言語や作業理解の違いを前提とした指導を行う
・危険ポイントを視覚的・具体的に伝える
・教育・指導記録を体系化する


■ 法令整備と装備の義務化

例えば2019年の改正安全衛生法では、2メートル以上の高所作業で安全帯(フルハーネス)着用が義務化され、旧来型の安全帯は完全に禁止されました。
これは過去の転落事故の多さを受けたものですが、装備義務があるから使っているだけでは不十分です。
正しく使うことそのものが予防策です。


■ 事故予防のまとめ

建築現場で事故を防ぐために重要なポイントは次の通りです:

  1. 装備は「持っている」ではなく「正しく使う」こと

  2. 作業前の点検・危険予知を全員で行う

  3. ヒヤリ・ハットを共有し、改善策を具体化する

  4. 教育や資格を体系的に実施する

  5. リスクを感じたらすぐに作業を止める勇気を持つ


建築業界は経験と技術で成り立つ反面、現場の安全は一人ひとりの意識と仕組みがつくります。
過去に起きた事故をしっかり振り返り、私たち自身が同じ過ちを繰り返さないよう、日々の行動に落とし込むことが何よりの予防策です。

それでは、今日もご安全に。

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