無料見積もり、無料建物診断 実施中!

Zeroブログ

建築キャリア30年の社長がつぶやく技術と建築業界の全て

12条点検とは?建物オーナーが知っておくべき点検項目と義務

2026年03月12日
建築業へ職人の社長が思うこと。

今日も1日安心安全!
東京練馬の建築会社Zeroのジュンヤです。

ビルやマンションを所有しているオーナーの方なら、一度は耳にしたことがあるかもしれません。
それが「12条点検」です。

建物を安全に使用するために法律で定められている点検ですが、
「具体的に何をするのか」「オーナーの義務は何なのか」まで詳しく知らない方も多いと思います。

今回は、12条点検の内容について分かりやすく解説していきます。


■ 12条点検とは?

12条点検とは、
建築基準法第12条
に基づいて行われる建物の定期点検のことです。

一定の建築物については、
専門資格を持つ技術者が建物の安全性を調査し、行政へ報告する義務があります。

この制度は建物の事故を未然に防ぐことを目的としており、
管轄は 国土交通省 の建築行政になります。


■ 主な点検の種類

12条点検にはいくつかの種類があります。

① 特定建築物定期調査

建物全体の安全性を調査する点検です。

主な対象

・商業ビル
・マンション
・ホテル
・学校
・病院
・大型施設

など、不特定多数の人が利用する建物です。

主な調査内容

・外壁の劣化
・タイルの浮き
・外装の落下危険
・屋上防水
・避難経路の安全性
・防火設備の状態

特に近年は外壁落下事故などを防ぐため、外壁調査が重要視されています。


② 建築設備定期検査

建物に設置されている設備の安全性を確認します。

対象となる設備

・換気設備
・排煙設備
・非常用照明
・給排水設備

火災や停電などの非常時に、
設備が正常に作動するかを確認する重要な点検です。


③ 防火設備定期検査

火災時の安全に関わる設備を確認します。

対象設備

・防火シャッター
・防火扉
・防火スクリーン

これらが正常に作動しないと
火災時に煙や炎が広がる原因になります。


④ 昇降機等定期検査

エレベーターなどの設備です。

対象

・エレベーター
・エスカレーター
・小荷物専用昇降機

これは毎年の検査が義務付けられています。


■ オーナーの義務とは

建物の所有者や管理者には、次の義務があります。

① 定期点検を実施する

法律で定められた周期で
資格を持つ専門技術者に調査を依頼する必要があります。


② 行政へ報告する

点検結果は自治体へ提出します。

東京の場合は
東京都
または各区の建築行政へ報告されます。


③ 異常があれば是正する

もし調査で問題が見つかった場合、

・外壁補修
・設備修理
・安全対策

などの是正工事を行う義務があります。


■ 点検を怠るとどうなる?

12条点検は法律に基づく制度なので、
報告を怠ると

・行政指導
・改善命令
・罰則

が出る可能性があります。

それ以上に問題なのは、
事故が起きた場合の責任です。

例えば

・外壁落下
・設備故障
・避難設備の不具合

などで事故が起きた場合、
管理責任が問われることになります。


■ 定期点検は建物を守るためのもの

12条点検は義務ではありますが、
本来の目的は建物利用者の安全を守ることです。

定期的に点検を行うことで

・事故の防止
・建物の寿命延長
・資産価値の維持

にもつながります。


建物は見た目が問題なくても、
高所や設備の内部では劣化が進んでいることもあります。

だからこそ、
定期的な点検とメンテナンスがとても重要です。

建物を安全に長く使うためにも、
12条点検の仕組みをしっかり理解しておきましょう。

それでは今日も
安全第一でいきましょう。

img
株式会社Zero

東京・練馬区にある屋根外壁塗装工事専門の「株式会社Zero」熟練した職人による自社施工のため、圧倒的クオリティファーストと相場よりも安い適切な料金設定を実現。お客様からの紹介やおすすめにより、広告を出さずに運営しております。

友だち追加