扉は均一に塗装する心がけ

【マンションの扉塗装時の注意点】

マンションの扉を塗装する際には、周囲の環境や塗料の種類、作業手順に細心の注意を払う必要があります。
扉は住人が頻繁に使う場所であり、マンション全体の印象にも大きな影響を与えるため、以下のポイントをしっかりと守って作業を行います。

1. 塗料選びに注意

マンションの扉は外部に接することが多いため、耐久性や耐候性、防錆性に優れた塗料を選ぶことが重要です。
また、匂いが強い塗料は避け、住民に配慮した低臭・低VOC（揮発性有機化合物）の塗料を使用することが推奨されます。
特に屋内に隣接している場合は、塗装後の匂いが残りにくい塗料を選びます。

2. 養生を徹底する

塗装作業では、周囲の壁や床、ドアノブ、ドア周りのパネルなどに塗料が付着しないように、
ビニールシートやマスキングテープで丁寧に養生を行います。
また、扉の隙間から室内に塗料が入らないよう、しっかりとカバーを施すことが重要です。

3. 住民への配慮と事前の告知

マンションは多くの住民が生活しているため、塗装作業の前にしっかりと告知を行い、
作業のスケジュールや注意事項を周知することが大切です。作業中はできるだけ通路を塞がないようにし、
住民の方が安心して通行できる環境を確保するよう配慮します。

4. 下地処理の徹底

扉の表面にサビや汚れがある場合、塗装前にしっかりと下地処理を行います。
特にサビがあると、塗装が剥がれやすくなるため、
サンドペーパーやワイヤーブラシでサビや古い塗膜を取り除き、滑らかな状態に整えます。この下地処理が仕上がりの美しさと耐久性に大きく影響します。

5. 均一でムラのない塗装を心がける

扉の塗装は、見た目が美しく均一であることが求められます。
特に、ムラができやすい部分や端の仕上げに気を配り、薄く重ね塗りをすることで均一な仕上がりにします。
ローラーや刷毛、スプレーガンなど適切な道具を使い分けて、扉全体が美しく仕上がるように心がけます。

6. 乾燥時間を確保

塗装後はしっかりと乾燥時間を確保し、扉を開け閉めする前に完全に乾かすことが大切です。
乾燥が不十分なまま使用すると、塗料が剥がれたり指紋がついたりして、仕上がりが悪くなります。
乾燥時間については天候や温度を考慮し、適切なタイミングを見極めて作業を進めます。

マンションの扉塗装は、住民の皆様に安心してご利用いただけるよう、細部にまで気を配って丁寧に行います。
Zeroでは、扉の塗装からマンションの共用部まで、プロの技術で美しく仕上げることを心がけています。